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コラム「新規事業を成功させるためのオープンイノベーションと大企業のイノベーションのジレンマ」

コラム「新規事業を成功させるためのオープンイノベーションと大企業のイノベーションのジレンマ」がi-commonのビジネスコラム・サイトに掲載されました。

(以下、コラムより一部抜粋)

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私は過去20年間にわたり、スタートアップの支援、特に大学等の研究成果の事業化に関わってきました。その中で、既に10年以上前からオープンイノベーションの必要性を唱え、実践してきました。このコラムではその経験から学んだ、大企業にとってのオープンイノベーションの必要性と課題について述べてみたいと思います。

大企業にとっての課題

ここ数年、多くの大企業がオープンイノベーションを重要テーマに掲げ、様々な取組みを実践していますが、なかなか成果に結びつかないという声をよく聞きます。それはなぜなのでしょうか。そこで改めてオープンイノベーションにおける大企業とスタートアップ側の課題についてあげてみましょう。

・大企業にとっての課題
1.オープンイノベーション人材がいない
2.オープンイノベーションのための、スタートアップ・コミュニティに入れる人材、仕組みがない
3. 情報へのアクセスが欠如している、また、その事実を認識していない。
4.目利きをする際、これまでの技術・経験をベースに判断し、3年先・5年先のイメージをベースに判断できない。また、過去にNGを出した技術に対してNGを出し続ける。その間に技術が進歩していても先入観で判断することが多い。
5.すぐにビジネスにつながるかどうかを重視し、本当の価値を評価しない。
6.まず資料で判断する。人に情報やネットワークがついてくることが理解できない。
7.有望案件を見つけたとしても、これを社内に取り込む仕組みやマネジメントの体制ができていない(イノベーション部門の人間が窓口になっても本業の中に取り込まなければオープンイノベーションとは言えない)。
8.本業に取り込めないため、スタートアップ側からの不信を買ってしまう。
9.意思決定が遅い。
10.自社の技術・能力・優位な部分を理解できていない
11.スキルのある人材が、有効に活用されていない

・スタートアップ・中小企業の課題
1.コア技術・サービス・アイデアはよくても、製品化もしくは売上げにつなげる点に大きな課題
2.事業成長のための経営・スキル人材の不足
3.マネジメント、開発、管理・総務、マーケティング、営業が不足
4.大企業の意思決定の仕組みがわからない

「大企業のジレンマ」というテーマを執筆するに際して、特に、大企業側の課題をあげてみました。このような課題にしっかり対処している企業も勿論ありますが、少数企業にとどまっているようで、事態はなかなか深刻でしょう。

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