UCバークレー発のロボットスタートアップEkso Bionics社(USA)の作業用スーツ「Ekso Vest」が積水ハウス等日本市場に導入されることになりました。住宅建設現場の作業の大幅な作業負担が期待されます。
積水ハウスのプレスリリース
ダイドー株式会社のプレスリリース
(引用)
株式会社ダイドーは、Ekso Bionics社(USA)が開発した上向き作業用アシストスーツ「Ekso Vest」のライセンス 及び 取扱いの権利を取得しました。そして、2017年10月に住宅施工現場に「Ekso Vest」を試験導入し、建設現場などの日本市場向けに改良に関する共同開発を積水ハウス株式会社と進めています。この日本市場向け製品を2018年12月より住宅施工現場に導入し、施工従事者の負担軽減と現場環境の改善につなげてまいります。
弊社は、住宅関連部材の設計 及び 製造をしています。また、スプリング・ダンパー・バネ などの反力を利用して物を上から下に簡単に動かせる機能商品を開発し、キッチンの吊り戸下のアイレベル空間を有効活用することで作業効率が上がりお客様に喜んで頂いております。この「Ekso Vest」も、このような反力を利用した商品であることが特徴です。更に、電力を使用しないため充電が不要で環境にも優しく、屋外での長時間の継続的な使用が可能となるため作業効率も上がります。
今、建設業界の課題である技能労働者の減少と高齢化は、1997年の455万人をピークに2015年には331万人まで減少し約3割が55歳以上となりました。更に「建設業働き方改革加速化プログラム」の策定に伴い、働き方改革が加速していきます。そんな中、この「Ekso Vest」で継続的な上向き作業の生産性向上を目指し、技能者の作業と精神的負担を軽減し、高所・危険作業の多い建築現場における安全性確保の推進にもつなげてまいります。また、弊社で国内生産することで迅速なメンテナンス対応を行います。
(引用終わり)
SARRは同社のもう1つの柱、医療介護ロボット分野(下半身不随の患者さん向け歩行支援ロボット)の日本の展開を支援しています。
EKSOのkizkiレポートはこちらをお読みください。またSARR主催のセミナーが日経デジタルヘルスにレポートされています。こちらもお読みください。