6.122019
投資先のRFルーカスが2億円の資金調達。
当社子会社である株式会社SARR TECH RANCHが無限責任組合員を務めるkizki1号投資事業有限責任組合の出資先であるRFルーカス株式会社が2億円のプレシリーズAの資金調達を行いました。
(以下同社プレスリリースより)
RFIDは倉庫業務など物流の効率化や、アパレルにおける商品管理や無人レジに採用されており、人手不足などの社会的な課題を背景に、ユニクロが全商品を対象にRFIDタグを導入するなど活用の場を急速に拡大しています。当社は、複数タグの一括読み取りによる入出荷・棚卸の効率化にとどまらず、高精度な位置特定を軸に、AI、ロボット、ドローン、画像認識などと組み合わせることで、無人での自動棚卸しや、リアルタイムでの在庫管理に取り組んでいます。
提供サービス
① P3 Finder SDK
「P3 Finder SDK」は、UHF帯RFIDタグ(ICタグ)が貼付された物品を高速・高精度にサーチするためのソフトウェア開発キットで、10m以上読取可能なRFIDタグの位置をユーザーへ正確に示すことで、倉庫や店舗等で物品を素早く探し出すことができ、運用効率改善、機会損失の削減による売上向上に寄与することができます。
② P3 Mapper/AI
「P3 Mapper/AI」は、RFID制御ソフトウェアとAIベース(Deep Neural Network)の解析プログラムで構成され、店舗や倉庫の出入口にマット型のアンテナを設置することで、大掛かりなゲートを設置することなく入出庫をリアルタイムに自動管理し、現場のオペレーションを効率化することができます。
代表的な活用事例
従来のバーコード及びRFIDでは成し得なかった高い効率化を実現できる当社サービスは、精度や使いやすさが支持され、アパレル、物流会社、製造業、航空会社、データセンターなど幅広い業界で導入が進んでいます。
① アパレル・小売・流通
バックヤードでの商品探索 – P3 Finder SDK
- 商品位置を瞬時に特定してバックヤードの業務を大幅に効率化。
- バックヤードでの作業時間を削減して、売り場における接客など価値を生む業務へ集中。
入出庫の自動化 – P3 Mapper/AI
- 入出庫を自動化することで業務を圧倒的に効率化。
- バックヤードに設置することで、バックヤードと売り場の在庫の内訳を自動で把握。
② 物流・倉庫
倉庫での商品探索 – P3 Finder SDK
- 探索物の位置を瞬時に特定して、業務を効率化し、人手不足の解消に貢献。
③ 製造業
部品、金型、治具、工具の探索 – P3 Finder SDK
- 製造現場における探索時間を短縮して業務を効率化。
- 金属物は金属用RFIDタグを活用することで管理可能。
- 紛失すると事故につながる工具の管理・探索にも効果を発揮。
今後の事業展開
当社は、「Automation of Everything」をビジョンに掲げ、RFIDと先進技術の融合を通じて、テクノロジーの可能性を広げ、モノとヒトの所在と移動をデータで可視化することで、最適な管理と資源の有効活用を実現します。例えば、RFIDと自動走行ロボットを組み合わせて、物品位置を自動でマッピングできるソリューションを倉庫や店舗で実用化していきます。また、株式会社テクノスジャパンが強みを持つERP関連システム、およびIoT、ブロックチェーン技術を活用したプラットフォームと、当社のRFID関連テクノロジーを組み合わせた新たなサービスの協創に取り組みます。
RFルーカス株式会社について
所在地:東京都港区赤坂7-10-7赤坂FSビル4F
代表者:代表取締役 上谷 一
URL:http://rflocus.com/
お問い合わせ先
RFルーカス株式会社(浅野)
E-mail: info@rflocus.com