4.262022
メロディのiCTGが日経新聞「フェムテックはハードで進化 自宅で妊娠や乳がん検査」で取り上げられました。
昨日の日経新聞でメロディのiCTGが日経新聞「フェムテックはハードで進化 自宅で妊娠や乳がん検査」で取り上げられました。
(以下記事より)
女性特有の悩みを技術で解決する「フェムテック」の新機器が相次ぎ登場している。メロディ・インターナショナル(高松市)や米ブルームライフはセンサーを使い自宅で胎児を確認する機器を造り、米新興は自宅で2分で乳がん検査ができる装置を開発した。フェムテックの市場は2027年に約8兆円と3倍になる見通しで、企業にとっても好機になる。
鹿児島県の離島で暮らす田中美優さん(40、仮名)は妊娠中、胎児が1000グラム未満の状態で破水してしまった。早産のため緊急搬送のヘリに乗り、設備が整った鹿児島市の病院に向かう途中、おなかに手のひらサイズのハート形のセンサー機器を当てると、ついているスピーカーから「トクトク」と赤ちゃんの心音が聞こえた。「途端に機内の緊張感が和んで、みんな安心した」と話す。
田中さんが持っていたのはメロディが開発した胎児モニター装置だ。腹部に当てて、超音波で胎児の心拍や母体の陣痛具合を測る。妊婦は外出先や自宅で使える。医師は遠隔でデータを見て異常がないか確認する。これまで妊婦はエコー検査で何度も通院する必要があった。
同社の二ノ宮敬治最高情報責任者(CIO)は「自宅で経過が検診できれば、通院回数を減らし、早期入院を避けるといった選択肢も可能になる」と強調する。例えば2週間に1回通院していたのを4分の1に減らせるケースもある。既に約250の医療機関向けに計400台が導入済みだ。
遠隔医療だけでなく、妊娠中に働く女性にとっても、仕事が忙しく病院に通う時間が確保しにくいような場合に重宝する。海外でもタイやカンボジアなど医療機関が少ない新興国で導入が始まった。3年後には導入数を5倍の2000台に増やし、遠隔診療の機会を広げる。