12.72011
第12回事業創出サロン【テーマ:創薬】
第12回目の今回は、「呼吸器疾患治療薬ならびに京大シーズの可能性」を取り上げました。最近、あらためて呼吸器疾患の治療法に注目が集まっています。がんで亡くなった方の中で、肺がんは男性で1位、女性で2位となっています。またCOPD(慢性閉塞性肺疾患)の患者数は急増しており、死亡原因としても上位10疾患に入ってきています。このようななか、各社とも新しい呼吸器疾患治療薬、治療法を開発しています。
そこで今回は、国内製薬企業、米国の研究機関を経て創薬ベンチャーを起業し、呼吸器疾患治療薬に取り組んでいるNB健康研究所の高山喜好社長をお招きして、最近の呼吸器疾患治療薬の開発の現状についてお話いただいたとともに、同社が手がけておられる京都大学の研究シーズについてもご紹介いただきました。この分野のビジネスチャンスについてつなげたいと思います。
開催日時 | 平成23年12月7日 13:00~15:00 |
開催場所 | 京都産業科学技術総合イノベーションセンター会議室 |
内 容 | 話題提供1:「呼吸器疾患の現状と治療薬の開発の状況と課題」 話題提供2:「NB健康研究所の創薬開発と京都大学のシーズについて」 高山 喜好氏 (NB健康研究所 代表取締役社長 ) |
【講師ご略歴】
高山喜好氏 (株式会社エヌビィー健康研究所 代表取締役) 東京大学大学院薬学系研究科博士課程修了・薬学博士 専門分野 循環器、呼吸器疾患治療薬の開発 (研究・開発経歴) 1994~2006 大正製薬株式会社医薬研究所 主任研究員(創薬研究関係)炎症性疾患(リウマチ、敗血症、呼吸器疾患)、心筋梗塞、動脈硬化症、慢性閉塞性肺疾患(COPD)の医薬品開発に従事。医薬品開発における創薬初期段階から前臨床段階でのプロジェクトマネージメントを多数経験している。 2000~2002 Vascular Medicine and Atherosclerosis Unit, Brigham and Women’s Hospital, Harvard Medical School (Peter Libby M.D. Laboratory)。 2006~現在 株式会社エヌビィー健康研究所創業者兼、代表取締役 |