12.172021
SARR近況報告ー師走のご挨拶(令和3年12月17日号)
皆様いかがお過ごしでしょうか?
設立10周年のご報告からあっという間に今年も師走、もう寅年の足音が聴こえる時節になりました。新型コロナウイルスもオミクロン変異株が登場し、海外出張がさらに難しくなりました。今年は10月のドバイ、11月のデュッセルドルフをキャンセルしましたが、年明けのラスベガスCESもキャンセルになりそうです。
世界はDX、デジタルxバイオ、EV&カーボンニュートラルとESGなどすごい勢いで時代のフォーマットが変わっています。早く自由に往来できるようにならないと、日本がどんどん世界の流れから置いていかれるのではないかと危惧しています。
当社の活動ですが、ヘルスケア関係ではメロディの遠隔胎児モニターがCovid-19対策として注目を集めました。エーザイの新しい新薬が承認されたアルツハイマー治療薬ですが、アルメッドは全く新しいコンセプトで軽度認知障害MCIの早期診断薬と治療薬の開発にトライしています。診断薬については技術的POCをクリアしました。
さらに経口コロナワクチンと癌ワクチンのスタートアップを神戸大学科学技術イノベーション研究科のメンバーと立ち上げています。SARRのA、Artの分野では京都及び日本の伝統産業のサポート、デジタル化を目的とし、アート、伝統産業、職人の活動をサポートする「空の目」というプロジェクトに参加しました。
また例年同様、JAXA S-Booster、フェニクシー、NEDO-NEP、大阪商工会議所X-port等のメンターを引き受けました。S-Boosterでは人工衛星に遠隔給電するという壮大なプロジェクト、NEDO-NEPでは海中のレアメタル回収実証実験のため桜島に訪れた際、作業中に桜島が噴火するという光景にも出くわしました。
SMBC未来2022では42件のメンターを引き受け、連日、朝から晩まで面白いスタートアップの指導を行うという機会に恵まれました。
そして今、力を入れているのが、スマートシティ、レジリエンス、地域DXです。これまでの「うめきた2期みどりとイノベーションの融合拠点形成推進協議会」のアドバイザーに加え、「2025年日本国際博覧会大阪パビリオン推進委員会」にアドバイザーに就任、デジタル地域通貨・分散型IDを推進しています。
代表取締役COOを務めるDigital Platformerでは、全国の自治体や金融機関にDXの横串となるデジタル地域通貨・分散型IDを提案しています。またブロックチェーン、デジタル通貨・IDに関するオンライン研修プログラム「LITAエキスパート」を開講しました。
師走は師を走らすほど忙しいと言いますが、本当にその通りですね。
本日の内容
1. DSファーマアニマルヘルス「動物の健康を支える新規事業探索プログラム2021」現在参加チーム募集中
2. シリコンバレー・イスラエル・インド・欧州に拠点を持つBGVがBGV-IVをクローズ、また10月にSPAC ENT40がNASDAQ上場
3. 京都の住み込み型インキュベーションプログラム「フェニクシー」が第6期参加チーム募集
4, メロディーがJ-Startupに認定、オープンイノベーションチャレンジに選定、中東ALIヘルスと提携
5. 北海道新聞の寒風温風にコラム「遅れる日本のデジタル化 行政効率化、分散型IDで」を書きました。
6. 日経テクノロジー・ロードマップ 全産業編2022−2023の「ブロックチェーン」を執筆しました。
7. ILS東京にてVCセッション「グローバルスタートアップの作り方」開催予定(2022/2/18)
8. 空の目プロジェクトに参加しました。
9. ソラミツがラオスの中銀デジタル通貨(CBDC)開発に参加、シンガポール金融管理局Global CBDC Challengeでファイナリストに選出(2021/11)
10. Digital Platformerが開発したLITAを活用したプレミアム付デジタル地域通貨「磐梯デジとく」がスタート(2021/7)
11. ブロックチェーン、デジタル通貨・IDに関するオンライン研修プログラム「LITAエキスパート」が開講!
(内容説明) 1. DSファーマアニマルヘルス「動物の健康を支える新規事業探索プログラム2021」現在参加チーム募集中 当社ではDSファーマアニマルヘルス株式会社(以下、「DSPAH」)と共同で、2016年から「動物の健康を支える新規事業探索プログラム」を運営しています。 近年、犬や猫などのペットは「コンパニオンアニマル」と称され、家族の一員としての認識が強まっています。 しかし長寿命化に伴い癌や認知症などに罹患したり、寝たきりになって介護を要したりするケースが増加しています。 このペット、そして家畜の健康を実現する技術、サービスを募集しています。締切は12/20とあとわずかですが、面白いプランのある方はぜひご連絡下さい。 2. BGVがBGV-IVをクローズ、また10月にSPAC ENT40がNASDAQに上場 SARR代表の松田一敬はシリコンバレー・イスラエル・インド・欧州に拠点を持つB2B、DX特化のVCであるBGVのJapan Advisory Partnerです。 BGVは海外の有望案件を発掘、シリコンバレーのエコシステムで育てることを得意としています。9月にBGV-IVをクローズしました。 また10/19、BGVが参画するSPAC(特別買収目的会社)ENT40がNASDAQに上場しました。 3. 京都の住み込み型インキュベーションプログラム「フェニクシー」が第6期参加チーム募集 社会課題を解決する事業アイデアと、それに取り組む起業家を育てるソーシャルインキュベータであるフェニクシーが第6期プログラムの参加チームを募集しています。 京都に4ヶ月住み込みで、自らのビジネスプランをブラッシュアップ、事業化につなげます。SARR代表の松田一敬は本プログラム第1期からメンターをしています。 4, メロディーがJ-Startupに認定、オープンイノベーションチャレンジに選定、中東ALIヘルスと提携 千葉県で発生したコロナ感染妊婦の問題に関しその対策として、感染した妊婦さんにメロディのiCTGを用いて遠隔モニタリングが開始されました。 メロディ・インターナショナルが島津製作所と共同でオープンイノベーションチャレンジに選ばれました。カテゴリー8: ヘルスケアです。 またJ-Starupに認定されました。 さらに、今後の中東・アフリカへの事業展開に関し、中東を拠点とする大手販売会社であるALIと業務提携を発表しました。 今後、中東・アフリカのお母さんに安心安全な出産を提供すべく展開します。 5. 北海道新聞の寒風温風にコラム「遅れる日本のデジタル化 行政効率化、分散型IDで」を書きました。(11月25日) 岸田政権が掲げるデジタル田園都市国家構想のなかで遅れる日本のデジタル化とその解決策としての分散型IDについて説明しています。 6. 日経テクノロジー・ロードマップ 全産業編2022−2031の「ブロックチェーン」を執筆しました。 日経テクノロジー・ロードマップ 全産業編2022−2031の「ブロックチェーン」12章 金融 - 2 ブロックチェーン 7. 来年2月に虎ノ門ヒルズで開催されるILS東京にてVCセッション「グローバルスタートアップの作り方」を開催予定です。 BGVの投資先の60%超がイスラエル、インド、欧州等米国外からです。 この手法・経験を活用し、日本からグローバルスタートアップを育てたい、こんな話をしたいと思っています。 (開催日時)2022/2/18 13:00-14:30 詳細は確定次第、皆様に告知します。 8. 空の目プロジェクトに参加しました。 主に伝統工芸のブランド・インキュベーション事業、プラットフォーム事業を手がけている空の目に当社SARRも参加しました。 今後、面白い取り組みを発表できると思います。ぜひお楽しみに。 9. ソラミツがラオスの中銀デジタル通貨(CBDC)開発に参加、シンガポール金融監督庁(MAS) Global CBDC Challengeでファイナリストに選出(2021/11) SARR代表松田一敬が共同創業者であるソラミツがラオスのデジタル地域通貨を支援することになりました。 (日経の記事より一部引用) 「ラオス、デジタル通貨検討 日本の新興ソラミツが支援」 東南アジアのラオスはデジタル通貨の開発検討に入った。 ラオス中央銀行が10月にも、カンボジアのデジタル通貨の開発に携わった日本のソラミツ(東京・渋谷)と発行に向けた調査を始める。 経済で密接につながる中国の通貨・人民元の存在感が増す中、使い勝手を高めて自国通貨の利用を促す。 (引用終わり) またソラミツがシンガポール金融管理局(MAS) によるGlobal CBDC Challengeで世界中300チームの中からショートリスト15チームに選ばれました。 日本から残ったのはソラミツだけです。 ソラミツのリリースはこちらです。 10. Digital Platformerが開発したLITAを活用したプレミアム付デジタル地域通貨「磐梯デジとく」が2021年7月にスタートしました。 (以下リリースより) Digital Platformer株式会社(本社:東京都新宿区、代表者取締役:山田芳幸)は、本日(2021年7月15日)より、 福島県磐梯町(町長:佐藤淳一)が販売を開始されますプレミアム付地域デジタル商品券「磐梯町デジタルとくとく商品券(磐梯デジとく)」に向けて、 デジタル通貨発行SaaSプラットフォーム「LITA(リタ)」の提供を開始致します。 この度、磐梯町で採用されたDigital Platformerのデジタル通貨発行SaaSプラットフォーム「LITA(リタ)」は、地方自治体や地域銀行などを対象にした、 世界最先端のブロックチェーン「ハイパーレジャーいろは*¹」を採用しております。 LITA(リタ)は、高い情報の改ざん耐性・システム可用性を提供するとともに、豊富なAPIの提供により柔軟なサービス設計が可能となり、 地方自治体や地域銀行が大きな出費やシステム開発をすることなくデジタル地域通貨・デジタル商品券の発行が可能となります。 Digital Platformerは、今後も地方自治体や地域銀行に対して積極的にLITA(リタ)を提供し、安全で利便性の高いデジタル通貨の発行を通じて、 地域経済の活性化や地域課題の解決に貢献してまいります。 11. ブロックチェーン、デジタル通貨・IDに関するオンライン研修プログラム「LITAエキスパート」が開講! (以下リリースより) Digital Platformer株式会社はブロックチェーン技術の基本的な構造から、ブロックチェーンがもたらすだろう未来、 またそれらがどのように利活用されるかなどを分かりやすく説明したオンライン研修プログラムを開講しました。 講師には、カンボジアで世界初のCBDC発行に際し技術提供をしたソラミツ株式会社代表取締役兼Digital Platformer株式会社取締役・宮沢和正、 ソラミツ株式会社ブロックチェーンアーキテクト兼Digital Platformer株式会社技術アドバイザー米津武至などを迎え、ブロックチェーンの最先端を説明します。 「LITAエキスパート」の「LITA(利他)」とは、Digital Platformer株式会社が提供するブロックチェーン技術を採用したプラットフォームの名前です。 「LITA」の名は、他者救済で自己の幸福を求める利他の概念であります。弊社もその利他心を持ち、日本のみならず世界中の人々の生活の改善に役立てるよう、 政府、地方自治体、中央銀行、証券、都市銀行、地銀等の金融機関、企業と協力し、インフラ整備の一環を担うべく様々な地域、国々に働きかけをしていきます。 今月の近況報告は以上です。 ご質問、ご意見お待ちしています。
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