11.32021
動物の健康を支える新規事業探索プログラム2021 : 募集開始!
動物の健康を支える新規事業探索プログラム2021 : 募集開始!
DSPAH New Initiative : Animal Health Start-up Competition Vol.8
(応募方法)下記エントリーシートをダウンロードし、記入して、送付先メールアドレスまで送付してください。
(エントリーシート:スタートアップ・事業会社向け)アニマルヘルスES_2021
弊社ではDSファーマアニマルヘルス株式会社(以下、DSPAH)と共同で、DSPAHの新規事業につながる技術シーズ・ビジネスシーズの探索を目的とするプログラムを2016年度より実施しております。
DSPAHは研究開発型の動物用医薬品メーカーであり、全国1万軒の動物病院とのネットワークを持ち、犬・猫などのコンパニオンアニマルに加えて畜産・水産の産業動物領域において、様々な医薬品や検査サービスの提供を行っております。
本プログラムの対象は、本分野に興味を持たれる研究者、スタートアップ、革新的な技術を持ち事業化を模索されている企業で、DSPAHと協同して1~2年の内に事業化を目指す有望な案件を探索し、事業提携に結びつけたいと考えております。
応募されたチームに対しては、弊社が事業提案の添削ならびに事業提案ピッチに向けたメンタリングを実施します。また事業提案ピッチにより候補として選定したチームとDSPAHは協同のゴール(事業化)の議論を深め、ゴールを共有して大賞を選定します。大賞に選定されたチームには、DSPAHとの事業提携のフィージビリティスタディ(FS)に要する資金が提供されます。
本プログラムのこれまでの結果は以下のとおりです。
年度 | 書類選考数 | ピッチ参加数及び審査結果 |
2016年度 | 68件 | ピッチ参加数 10件
【大賞】大阪大学 開發邦宏氏(迅速ウイルス診断技術) |
2017年度 | 67件 | ピッチ参加数 11件 |
2018年度上期 | 63件 | ピッチ参加数 9件 |
2018年度下期 | 45件 | ピッチ参加数 9件、 個別協議 1件
【大賞】株式会社ハカルス(AIを活用した診断アシスト) |
2019年度上期 | 74件 | ピッチ参加数 10件、 継続協議3件、 開発協議1件 |
2019年度下期 | 52件 | ピッチ参加数 6件、 継続協議1件 |
2020年度 | 64件 | ピッチ参加数 5件、 個別協議1件 |
尚、昨年度の事業提案ピッチにはDSPAHのグループ企業である住友化学株式会社、大日本住友製薬株式会社、SBバイオサイエンス株式会社も参加しており、本年度も各社に声がけを行う予定です。すでに本プログラムから事業化パイプラインに複数の案件が上がっており、DSPAHは新たな事業の立ち上げに本気です。
近年、急速に進化するデジタル技術を活用して動物とその世話をする人々を支援する「ペットテック」が注目されるなか、昨今の新型コロナウイルスの影響による在宅時間の増加に伴いコンパニオンアニマルの存在価値は急上昇しており、アニマルヘルスは社会的に関心が高まっている成長領域といえます。また、最終的に自社技術のヒトへの応用を目指す研究者、スタートアップ、企業のアプローチとしても、アニマルヘルス分野は非常に魅力的な領域とも考えられます。是非、本プログラムにご参加いただけると幸いです。
プログラム概要
- 対象とするテーマ: 動物の健康を支える新規事業提案
- 興味ある分野: 未病あるいは早期段階での疾患検知、感染症検知に関わるプラットホームになり得る技術を利用した新規事業
動物に何らかの症状が現れる前(未病)あるいは早期段階から疾患を検知する技術や、感染症を検知する技術を用いた事業化提案を募集します。技術はドライ・ウェットを問いませんが、既存の技術と比較して高感度、迅速、低コスト、高精度などといった優位性をもつことで、獣医師の診療活動の支援に繋がる提案を求めます。
(1) 未病・早期検知
動物の未病とは、外見上飼い主が異常に気付かないものの、バイタルサインや臨床検査で軽い異常があると判定される状態です。未病あるいは早期段階から検知ができれば、大切な動物の健康寿命を延ばすことが可能となるほか、治癒率の向上および飼い主の負担の軽減に繋がります。特に今回は関節炎・関節症、痴呆・認知症、膵臓疾患の検知にも利用可能な技術を使用する事業提案を重点的に募集します。
【例】 動物のバイタルサインから未病を検知する事業、飼い主に理解しやすいように未病を知らせる事業、など
(2) 感染症検知
動物の感染性の病原体の保有の有無を知ることで、動物の症状の推移を予測し、適切な治療を行うことが可能となります。また、人の感染症はその半数以上が動物由来と推定されているため、簡便かつ迅速に感染症を検知する技術は非常に重要となります。尚、動物で検知が求められている感染症は以下の通りです。
【例】 検体中の特定の遺伝子やタンパク質を迅速、簡便、安価に可視化する技術、感染症検知を簡易に高度化する技術、など
- 対象とするチーム: 上記テーマに該当する事業提案を持つスタートアップ企業、自社技術の事業化を模索されている企業(大企業、中小中堅企業を問いません)
- 事業提案ピッチ(Demo Day)までの主な日程(予定):
募集期間 2021年10月28日(水)~12月20日(月)
説明会 2021年11月9日(火) 16:00~:17:30 ※オンライン開催
タイトル:「アニマルヘルス分野で求められる事業は何か~AI、IoT、デジタルヘルス、早期診断、革新的検査法へのニーズ~ 」
書類審査 2021年12月下旬
書類審査通過チーム向けメンタリング 2021年12月下旬〜2022年1月下旬
- Demo Day (予定):
日時: 2022年2月2日(水) 午後
場所: オンライン (Zoomウェビナー)
参加チーム数: 合計10チーム前後
内容: 事業提案ピッチ10分、質疑応答20分
DSPAH向けに、DSPAHと協業可能性のある事業提案をするピッチを行っていただきます。尚、事業提案ピッチはDSPAHのグループ企業である住友化学株式会社、大日本住友製薬株式会社、SBバイオサイエンス株式会社にも公開する予定です。
審査: 選考会終了後、DSPAH社内にて審査を実施
- 応募方法:
下記のエントリーシートをダウンロードし、ご記入の上sarr-info@sarr-llc.comまでお送りください。
- お問い合わせ:
合同会社SARR(担当:松田、青木、榎田)
TEL:075-925-5722 FAX:075-925-5766
E-mail:sarr-info@sarr-llc.com
DSPAHは、動物たちの健康を支えることで、人々の笑顔あふれる暮らしに貢献する企業として、2010年7月に大日本住友製薬株式会社の事業部門から分社化し、設立された研究開発型の動物用医薬品等の製造販売会社です。(大日本住友製薬㈱の100%子会社)
70余年に及ぶ動物薬事業を通じて培った経験と実績を基礎に、人と動物の絆を支える「コンパニオンアニマル事業」、人々の豊かな生活を支える「畜水産事業」、100%出資の動物専門臨床検査会社(マルピー・ライフテック株式会社)を通じて、確定診断に必要不可欠な「臨床検査事業」を展開しています。
DSPAHは、DNAワクチン、動物種のグレリン、間葉系幹細胞製剤の開発など、革新的な医薬品の開発を進め獣医療の進歩に貢献するとともに、精度の高い検査法の開発や従来にない新たな検査の導入など、様々な事業展開を推し進めています。また、動物薬の総合メーカーとしての豊富な知見を活かした、獣医療関係者向けの技術的・学術的なサービスやペットオーナー様まで視野に入れた各種の情報提供を行っています。
日本全国の獣医療関係者とのネットワークなど、アニマルヘルス領域において事業展開を図る強固な基盤を有しておりますが、動物の健康を支えるために、先進的な技術やアイデアを有する大学・研究機関・企業のシーズを探索し、DSPAHグループの経営リソースと融合させることで、新たな価値創出と早期事業化に向けた検討を進めたいと考えています。本プログラムの取り組みにより、動物の健康に関連する新たなビジネス機会の創出や、より多くの皆さまが当社に関心を持っていただくことを期待しています。
*日経BP社Webメディア「未来コトハジメ」に2019年のプログラム内容が掲載されておりますので、ご興味のある方は是非ご覧ください。
*大賞受賞企業のハカルスのリリースについては下記をご参照ください。
「ハカルスとDSファーマアニマルヘルス社がMEDICAで動物の健康のためのソリューションデモを展示」
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