お知らせ

6.252020

SARR近況報告その5(2020/6/25)

皆様いかがお過ごしでしょうか?
緊急事態宣言が解除され、動きが戻ってきました。先週末の観光地は車も大渋滞、当社も先週初めて公共交通機関を使い府県を跨ぎ移動しました。みなさん集まっての会合もスタートしましたね。とはいえアメリカや中国では感染者がまた増えてきました。東京も黄信号が灯りそうです。経済活動を停滞させないためにもソーシャルディスタンス、リモート等の感染防止はまだまだ注意が必要です。

本日の内容
1、GF技研、「新しい生活様式」に対応する新方式の空調機の開発に成功
2、日本初のデジタル地域通貨「会津・白虎」正式運用開始!
3、イスラエルを拠点とするエンタープライズ・パスワードレス認証のパイオニアであるSecret Double Octopusが資金調達
4、工場における人手による作業を全て画像で撮り、AIを用いて最適なオペレーションを実現するdrishtiが資金調達

1、「GF技研、「新しい生活様式」に対応する新方式の空調機の開発に成功」
当社投資先であるGF技研が新方式の空調機の開発に成功しました。新しい空調機の特性は、下記の通りです。
・換気が可能(冷暖房、除加湿運転と併用可能)
・屋外への排熱が無い
・代替フロンなどの冷媒が不要
・消費電力を従来方式の約1/2に削減
今回の新型コロナウイルス感染拡大において、より換気の必要性が指摘されるようになりました。これまでの一般的な空調機は、冷媒と空気との熱交換のみを実施するため、換気を行うことができず、時間の経過に伴って室内の空質が悪化する問題を有していました。そのため、定期的な換気を実施する必要性が提唱されています。GF技研は、このような時代の要請に応えることが可能な新しい空調システムの開発に成功しました。
今後、新しい空調機が普及して、コロナ等感染症対策、省エネ、温暖化防止に貢献できればと思っています。詳細はリリースをご覧ください。

2、日本初のデジタル地域通貨「会津・白虎」正式運用が7/1より始まります。
ソラミツ株式会社、有限会社スチューデントライフサポート(会津若松市、以下SLS)、株式会社AiYUMU(会津若松市、以下AiYUMU):
ブロックチェーン「ハイパーレジャーいろは」を活用し、通常のキャッシュレス決済手段では実現できていない「転々流通」を実現し、複数のデジタル地域通貨をつなぐ「相互運用」可能な決済・送金を目指すトークン型のデジタル地域通貨「Byacco/白虎」を開発し、2020年7月1日から福島県会津若松市の会津大学内で正式運用を開始します。
「Byacco/白虎」は、ソラミツとカンボジア国立銀行が共同開発した世界初の中銀デジタル通貨「バコン」の技術を活用し、日本向けに最適化したもので、ブロックチェーンを活用したデジタル通貨の正式運用は、日本初となります。
デジタル地域通貨「Byacco/白虎」は、AiYUMUが運営し会津若松市が官民連携で整備を進めてきたICTオフィス「スマートシティAiCT(アイクト)」にてソラミツにより開発が進められてきました。2020年7月1日より、SLSが運営する会津大学内の売店やカフェテリア等にて本番正式運用を開始します
2017年3月には、「Byacco/白虎」の実証実験を会津大学内で実施しましたが、その際の経験・実績を生かし今回の本番正式運用を実現しました。
「ハイパーレジャーいろは」は、2016年よりソラミツが会津若松市・会津大学と連携して開発を進めてきたブロックチェーンであり、カンボジアやロシアなど海外にて実用化・本番正式運用されたのちに、今回日本に凱旋帰国した日本発の技術です。

詳細についてはリリースを参照してください。

カンボジアの世界初のデジタル通貨については下記も参照してください。

現在、SARRはトークン型のデジタル地域通貨、デジタルIDを活用した地域のデジタルトランスフォーメーションを促進しています。ご興味のある方は是非ご連絡ください。

3、BGV(松田はJapan Advisory Partner)の投資先であるイスラエルのスタートアップ、SECRET DOUBLE OCTOPUS 社がシリーズB で1,500 万ドル資金調達。グローバル・ブレイン等も投資ラウンドに参加。(4月のニュースなので少し遅い報告になりました)。
BGVがシード、アーリーで投資を行った案件が、その後、日本の企業と事業連携、日本のVCや企業から出資を受けると言うパターンが増えてきました。またコロナの最中でも頑張って資金調達が実現しています。

(駐イスラエル日本大使館ニュースより引用)
「グローバル・ブレインが運営するグローバル・ブレイン7 号投資事業有限責任組合,KDDI Open Innovation Fund 3 号及びSFV・GB 投資事業有限責任組合(ソニーファイナンシャルベンチャーズがLP)は,イスラエルを拠点とするエンタープライズ・パスワードレス認証のパイオニアであるSecret Double Octopus 社に出資を行った。
今回の投資ラウンドはシリーズB で1,500 万ドル。ラウンドには,既存投資家であるJerusalem Venture Partners,Benhamou Global Ventures(BGV),Iris Capital, Liberty MediaCorporation,投資家Yaniv Tal 氏も加わった。
Start-Up Nation Central.によると,累計資金調達額は2,250 万ドルとなった。2015 年設立のSecret Double Octopus 社のソリューションは、リモートやオフィスといった働く環境を問わず、パスワードを用いることなく、社内システムにログインすることを可能にする。
特に現在、多く企業の従業員がセキュアでないWIFI 経由や個人の端末経由で社内ネットワークやシステムにアクセスするようになっているため、企業は早急により高度かつ、セキュアに社内ネットワークにアクセスするための仕組みを導入する必要性が高まってきている。さらに、パスワードレス認証を導入することで、社内ヘルプデスクやパスワード管理のコストを格段に減らすことも可能になる。
関連ニュース

5、BGVの投資先であるdrishti、シリーズBの資金調達に成功。
drishtiは工場における人手による作業を全て画像で撮り、AIを用いて最適なオペレーションを実現すると同時に、ミスを防止、またトレーニングや職場環境の改善につなげると言うサービスを提供しています。SRI (Stanford Research Institue)発のスタートアップです。既にDENSOがアメリカで同社の技術を取り入れ、工場の作業効率改善につなげています。
It announced that it raised $25 million in a Series B funding round led by Sozo Ventures.

Other firms including Andreessen Horowitz, Toyota AI Ventures, Emergence Capital and Alpha Intelligence Capital participated in the round.
BGVがシード、アーリーで投資を行った案件が、その後、日本の企業と事業連携、日本のVCや企業から出資を受ける(今回はSOZOベンチャーズ、トヨタ)と言うパターンが増えてきました。日本のDXに役だつような技術・サービスを紹介していければと思っています。
・drishtiのホームページはこちら

・FORBESの記事

本日の近況報告は以上です。
みなさま、暑くなり、マスクによる熱中症のリスクも高くなります。くれぐれもお体にはお気をつけください。

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