ブログ

第11回事業創出サロン【テーマ:バイオ医薬品生産技術】

今回は「バイオ医療品政策技術」を取り上げました。この数年で、抗体医薬を始めとするバイオ医薬品が新薬の主流となってきました。またバイオ関係者の間ではバイオシミラーが最もホットな話題となっています。日本は発酵技術を古くから持っているにもかかわらず、バイオ医薬品の製造に関しては欧米勢に大きく遅れをとっています。さらに近年では韓国、シンガポール、インド、中国なども国を挙げてバイオ医薬品製造の分野に参入してきており、我が国の「生命の自給率-医薬品の自給率」はどんどん低下しています。そこで今回は、米国シリコンバレーを拠点に抗体医薬開発で経験豊富なJNバイオサイエンス鶴下氏をお招きして一層重要性を増す抗体医薬開発ベンチャーの状況をお聞きするとともに、広島大学で効率的なたんぱく政策技術の研究をされている清水先生から新しい生産技術の可能性について話題を提供していただきました。

開催日時 平成23年11月18日 15:00~17:00
開催場所 京都リサーチパーク 東地区1号館4階 B会議室
内   容 「日本のバイオ医薬品生産への期待とビジネスの可能性」
鶴下 直也氏(JN Biosciences LLC 共同創始者)
「効率的なタンパク生産技術の可能性」
清水 典明氏(広島大学大学院 生物圏科学研究科 分子生命開発学講座 教授 )

【略歴】

鶴下 直也氏(JN Biosciences LLC 共同創始者)
京都大学理学部で博士号取得後、スタンフォード大学にて博士研究員、抗体遺伝子の転写調整機構を研究。その後、カリフォルニア大学バークレー校にて抗体遺伝子の組換え機構を研究。京大助手を経て1991年より抗体技術における代表的ベンチャーであるProtein Design Labs,Inc(NASDAQ上場。2010年アボットに買収される)にて蛋白工学部門ディレクターを務める。2005年、カリフォルニア州Mountain Viewにて新規抗体工学技術と抗体医薬の研究開発を行うバイオベンチャーJN Biosciences LLCを設立し、現在に至る。国内バイオベンチャーや製薬企業向け抗体医薬に関する助言も行っている。
清水 典明氏(広島大学大学院 生物圏科学研究科 分子生命開発学講座 教授 )
京都大学理学部で博士号取得後、山之内製薬株式会社、ソーク生物化学研究所を経て広島大学に講師として赴任。平成4年よりがん細胞内での遺伝子増幅現象に強い興味を持ち、以来約20年間、遺伝子増幅、染色体外遺伝因子の細胞内動態、微小核、といったキーワードのもとに研究を進めるその過程で、哺乳動物複製開始領域(IR)と核マトリックス結合配列(MAR)を持つプラスミドが動物細胞内で効率よく遺伝子増幅を起こすことを独自に発見、この実験系は、遺伝子増幅機構の研究や核・染色体の基礎研究に活用したが、一方で有用蛋白質生産系としても有効であることがわかり、JST育成研究に採択された。現在、蛋白質生産系として事業化可能性を探っている。

【講演内容】

①話題提供1
  「米国における抗体医薬開発の現状と課題」

②話題提供2
  「日本のバイオ医薬品生産への期待とビジネスの可能性」
  講師:JN Biosciences LLC 共同創始者 鶴下直也氏

③話題提供3
  「効率的なタンパク生産技術の可能性」
      講師:広島大学大学院 生物圏科学研究科 分子生命開発学講座 教授 清水 典明氏

 

関連記事

コメントは利用できません。

ページ上部へ戻る